COLUMN / 商品開発・ブランドプロデュース/大ヒットへの道
商品開発で印象に残っているエピソード
以前、ある美容機器メーカー様の商品開発に携わらせていただいたときのことです。私は美容ライターや美容クリニックの広報として活動していた経験から、国内外の美容医療や美容機器の情報に触れる機会が多くありました。ある日、海外で注目され始めていた美容機器の技術についてお話ししたところ、そのメーカーの社長様が大変興味を持たれました。
そして数か月後には、その技術を参考にした家庭用美容機器が開発されていました。「良いと思ったものをすぐに形にする。」成長している企業の経営者の決断力と行動力に、とても驚いたことを今でも覚えています。
また、そのメーカーでは長年、美容機器はホワイトが定番カラーでした。そこで私は、「新しいモデルであることが一目で伝わるように、別のカラーも検討してみませんか。」とご提案しました。
おすすめしたのは、シャンパンゴールドです。理由は、
- 新モデルであることが分かりやすいこと
- 高級感があり、女性が手にしたくなるカラーであること
- 中国市場でも好まれやすい色であること
などを考えたからです。最終的にホワイトとシャンパンゴールドの 2 色展開となりましたが、シャンパンゴールドは想像以上の反響があり、その後発売されるシリーズでもゴールド系のカラーが採用されるようになりました。もちろん、商品の成功は開発力やブランド力、営業力など、さまざまな要素があってこその結果です。
しかし、市場や消費者の視点からアイデアをご提案し、それが商品づくりの一助となったことは、今でも印象深い経験の一つです。商品開発では、機能だけではなく、「欲しいと思っていただける理由」を考えることも大切だと感じています。