COLUMN / 商品開発・ブランドプロデュース/大ヒットへの道
あの大ヒット商品はこうして生まれた(後編)
クリニックでの販路が広がり始めた頃、同時進行で美容雑誌とのタイアップ企画も進んでいました。そのご縁から、有名タレントさんにイメージモデルとしてご出演いただくことも決まりました。商品の魅力。
SNS での話題性。美容雑誌での信頼性。クリニックでの取り扱い。
すべてのピースが絶妙なタイミングで重なり合い、商品は一気に全国へ広がっていきました。生産が追いつかないほどの大ヒット商品となり、初年度には約 200 万個を販売したと記憶しています。BtoB 向けの商品として、ここまで大きく動くケースは、私もほとんど見たことがありません。
その後は、Yahoo!検索大賞や有名美容雑誌のベストコスメにも選ばれ、ブランドはさらに大きく成長していきました。このプロジェクトに携わることができたことは、今でも私の誇りです。しかし、順風満帆だったわけではありません。
ある日、その商品を批判する内容が、メディアで取り上げられるようになりました。関係者全員が緊張し、「これは大変なことになるかもしれない」と感じた瞬間でした。しかし、大きな混乱には至りませんでした。
実は私は、発売前から「この商品は新しいコンセプトだからこそ、いつか賛否が分かれるかもしれない」と考えていました。そのため、起こり得るリスクを事前に想定し、必要な確認や準備を進めていたのです。もちろん、どんな商品でも想定外の出来事は起こります。
それでも、あらかじめリスクを予測し、先に手を打っておくことで、問題が起きたときの影響を最小限に抑えることができます。結果的に、この件も大きな混乱なく乗り越えることができました。私は、プロモーションとは「売ること」だけではないと思っています。
商品の魅力を広げることはもちろんですが、その商品を長くブランドとして育てていくためには、起こり得るリスクまで考えて準備しておくことも、とても大切な仕事です。詳しい内容はここでは控えますが、ご興味のある方には、お会いした際にお話しできればと思いま す。